精神疾患では原因がハッキリしていない

病気には原因があって、その原因を探し、見つかった原因に合わせた治療を行います。
中には、病気の原因が分からなくても、病気の起こり方についての実際のデータを拾い、統計を取ることで治療法のヒントにしたり、見つかることもあります。
こうした医療のアプローチを臨床疫学と呼びます。
医療先進国をはじめ、日本でも大学の最新鋭の研究室で、病人の脳や体を顕微鏡やCTなどで詳しく調査、検査するイメージがあります。
ですが、精神疾患での場合には、何を食べて、どんな生活をしているのかまで、実際のデータを拾っていくのです。
というのは、精神疾患は原因が分からないことの方が多いからです。
広い視野でならば、現代病の生活習慣病も糖尿病だって、原因が一つでなるわけではありません。
単純な理由があって、漢方薬を補充すれば治る、予防できるという病気は大方医療機関でも分かっていて、治療もされています。
精神疾患も含めて、現代病と呼んでいる病気の大半について、原因がハッキリ特定できることは無いのではないでしょうか。
だからこそ、原因に合わせた治療が行えないのは致し方なく、その時々で療法を変え、薬の種類を変え、カウンセリングに十分な時間をかけて、臨機応変に対応してくれるのだと感じます。